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M2佐々木泰河さんの論文がCIKM 2025に採録されました

情報検索に関する国際会議であるThe 34th ACM International Conference on Information and Knowledge Management (CIKM 2025)にM2佐々木泰河さんの論文がShort Paperとして採録されました.

  • Taiga Sasaki, Takehiro Yamamoto, Hiroaki Ohshima and Sumio Fujita: Effect of Model Merging in Domain-Specific Ad-hoc Retrieval, Proceedings of the 34th ACM International Conference on Information and Knowledge Management (CIKM 2025), to appear, November 2025.

2025年11月に韓国のソウルで発表予定です.

投稿者:山本研究室

D2飛岡憲さんの論文が情報処理学会論文誌に採録されました

D2飛岡憲さんの論文が情報処理学会論文誌に採録されました.

書誌情報は以下のとおりです.

  • 飛岡憲, 山本岳洋, 大島裕明
    音声対話型検索における多様な情報獲得を促すための観点推薦タイミングに関する研究
    情報処理学会論文誌:データベース, Vol.18, No.3, pp.8-19, 2025年7月.
投稿者:山本研究室

音声対話型検索におけるシステムの応答の長さが検索行動へ与える影響の分析

概要

本研究では,音声のみでシステムとユーザが検索を行う音声対話型検索におけるシステムの応答の長さとユーザの検索行動の関係について調査する.音声対話型検索では,長い応答はユーザの認知的負荷が高く,特に比較や意思決定を伴うような複雑な検索タスクにおいてはその影響は大きいと考えられる.そこで本研究ではシステムが応答を端的に要約して応答する短応答型提示を提案する.実験のため,既存のAPIを利用し実世界のおける音声対話と近い形で音声対話型検索を可能とするシステムを構築した.実験では,通常の長い応答をユーザに返すシステムと,短い応答を返す提案システムの2つを用いて実験参加者に検索を行ってもらった.また,検索タスクの複雑性と応答の長さとの関係を明らかにするため,複雑な検索タスクと簡単な検索タスクで実験を行った.実験の結果,短い応答を返す提案システムの方が,検索タスクの複雑さによらずユーザ認知的負荷が減少する傾向にあり,その結果,タスクのサマリ結果にシステムから得た情報を多く含んでいることが明らかになった.一方で,ユーザのサマリ内容は,長い応答を返すシステムよりも考察や分析の質において劣る傾向にあった.ユーザのクエリを分析した結果,探索的検索を促すために,初期段階で広範囲に情報を提示するシステム応答戦略の必要性が示唆された.

書誌情報

飛岡 憲,山本 岳洋,大島 裕明:音声対話型検索におけるシステムの応答の長さが検索行動へ与える影響の分析
第17回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM2025), 3E-02, 2025年3月.

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投稿者:山本研究室

音素の類似性による対話型駄洒落の生成

概要

本研究では,日本語における音韻の類似性に基づく言葉遊びの一形態である駄洒落に注目し,対話型駄洒落の生成手法を提案する.駄洒落とは,同一または非常に類似する音韻を持つ言葉を用いて遊ぶ言語的な遊戯であり,文中に音韻が類似する単語の集合が存在することによって特徴づけられる.本研究のアプローチは,ユーザから任意のテキスト(発話文)を受け取り,その中から特定の単語の音韻に類似する単語やフレーズを用いて,発話に対する面白い応答(返答文)を生成するものである.提案手法は,検索と生成,ランキングの3 つのステップから構成されている.まず,検索のステップでは,音素の類似性に基づいて音韻が類似する単語やフレーズを検索する.次に,生成のステップでは,得られた単語やフレーズを返答文に含めるような制約を課したプロンプトを大規模言語モデルに入力することにより,対話型駄洒落の制約を満たした返答文の候補を生成する.最後のランキングのステップでは,生成された返答文の候補を対話の自然らしさでランキングし,もっとも自然な返答文を出力として採用する.評価実験では,人手による評価を通じて,生成された返答文が対話型駄洒落として適切かを評価した.

書誌情報

Wang Yilin, 山本岳洋, 大島裕明: 音素の類似性による対話型駄洒落の生成, 第17回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM2025), 8H-02, 2025年3月.

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投稿者:山本研究室

山本准教授がSIGIR 2025 Excellent PC membersに選ばれました

情報検索に関するトップカンファレンスであるThe 48th International ACM SIGIR Conference on Research and Development in Information Retrieval (SIGIR 2025) において,山本准教授が Excellent PC members に選ばれました.

参考: Claudio Pomo氏のX上のポスト