クエリ形式とランキング手法が検索結果のスタンス分布に与える影響の分析
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概要
本研究では,賛否両論あるトピックに関するウェブ検索において,クエリ形式の違いとランキング手法が検索結果の偏りに与える影響を分析した.具体的には,「学校に制服は必要か」といった多様な意見が存在するトピックを使用し,質問クエリとキーワードクエリに分けられるクエリ形式と,特性の異なる3つのランキング手法(BM25,e5,PRP)が,検索結果の偏りを示すスタンス分布にどのような影響を及ぼすかについて分析した.分析の結果,クエリ形式の違いによって検索結果におけるスタンス分布が変化することを示したが,その傾向はランキング手法によって異なることが確認された.また,検索有効性が高いランキング手法は,クエリ形式の違いによる影響を受けにくい一方で,検索結果の偏りを強める可能性があることを示した.本研究で得られた知見は,検索システムの評価において,検索有効性のみならず,クエリの表現の違いやランキング手法の選択によって生じる検索結果の偏りを考慮することの重要性を提示するものである.
書誌情報
池元 太陽,山本 岳洋:クエリ形式とランキング手法が検索結果のスタンス分布に与える影響の分析
第18回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM 2026), 7F-05, 2026年3月.